高校生の頃、妹がインスタグタムというわけのわからないものを始めた。私は聞いた。
「インスタってなに？？なんのためにやってるの？」
妹いわく、インスタはとにかく皆んながやっているもので、皆んなの生活が見れるモノらしかった。
「。。。」
本当に意味がわかなかった。他人の私生活を除いて何が楽しいの？時間の無駄じゃないの？写真を載っけて何が楽しいの、、そう感じたのを今でも覚えている。しかし、それから２年後、友人からは、
「いつの間にかインスタグラマーやん！」
「Lilyを目指して（インスタ）頑張っているから！！」
なんて言われるようになっている私がいた。いつの間にか生活の一部と化していたインスタ。数年前には想像のつかなかったことだった。
インスタは、皆んなから素敵だね！と言われたり、自分の趣味を共有できるのは楽しい。それが私がインスタを好むようになった理由だ。でも、同時に虚無感に駆られるのも事実だった。旅行に行っても素敵な写真を撮らないと！！！という衝動に駆られたり、この素敵な瞬間をカメラに収めないと勿体無い！！だったりといつも心はインスタにあるのだ。
本来、私の隣にいる人とそこにある素敵な景色・料理・出来事を楽しめれば幸せなはずなのに、
「私はここにいますよ、誰とそこでこういうことをしていますよ、どうですか、綺麗でしょう」
なんてことを言わないと落ち着かない生活になってしまっている。そして、「いいね」をもらって満足する。正直、毎日インスタを更新しているほどのインスタグラマーというわけではないが、結局そういうことだと思う。こういう感覚はもしかするとあなたにも言えるのではないだろうか。違うだろうか。
改めて私は自分自身に問いたい。なんのためにインスタをしているのかと。
明るく楽観的な友達はそういうことを言うと「楽しければいいじゃん！！」と聞く耳を持たなかったり、もしくは「めんどくさい」というだろう。実際言われたような記憶もある。
でも、社会人になる手前、自分の軸なるものを定めておく必要がある今、考えてみる価値はあるかもしれない。
以前紹介した自己啓発本で神様は言っていた。「1日何かをやめてみろ」と。そして、やめたものの代わりに自分が何をしているのか注目みるといいと。
今日はインスタをアンインストールしてみようかな。
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