めちゃくちゃ泣けて、嫉妬でおかしくなりそうで、自信が削られていく。恋って所詮そういうものだ。現在大学3年生の私が歩んできた恋愛なんて世間様から言わせればまだまだ可愛いものだとは思う。でも、どんな恋愛であれ、別れはつらいし、別れるに至る過程はやはりそれなりにつらい。だから私は「恋愛=苦しいもの」という公式があることを信じていた。最近まで。

 でも、そう。今は恋愛ってこういうものなんだ、もっと言えば、愛される・愛すとはこういうことなのか、とつくづく感じることができている毎日だ。幸運なことに素敵な人に出会えたから(照)。彼は、私の人生の彩度を何十倍にもしてくれる本当に素敵で優しい、、、。危ない。惚気を語りたいのではなかった。話しを戻す。私がここで何を言いたいのかというと、

 彼との出逢いで、何より自分のことが好きになれた。ということだ。

 私は、どんなに頑張っても頑張っても、自分を褒めることができないような人間だった。90点貰えても、取れなかった残りの10点に悲しむようなタイプの人間。自分自身を蔑(さげす)むことは日常茶飯事だった。そういう元々の性格に、向上心が高すぎてそれを押し付けてくる人や、私のことは常に二の次のような人を身近におくと、自分自身をネガティブに捉えるという症状は悪化するだけであった。

 でも、彼と出会って、そして彼を通して、自分を褒めること、自分を大切にすることを学んだ。本当に私のことを好きでいてくれる人、私をよく見てくれる人が与えるものってこんなにも違うんだ。過去と現在を照らし合わせて実感する。私はまだ21歳で、生まれたての赤ちゃんと何も変わらないほど世間知らずだろう。でも、もし、なにか恋愛で悩んでいる方がいたら、「今の自分が好きか。」「今の自分を愛しているか。愛せているか。」そう自問してみると何か気づくことがあるのではないかと思う。相手を分析・観察するのもいいが、まず自分を見る作業が必要な時もあるかもしれない。そうすると自然と相手のことも見えてくるのではないだろうか。そして、その恋愛が自分を幸せにするのかどうかも。

 失恋は人を何倍も強くする。だから失恋することは意味がある。ただ、自分のことを大切にすることだけは忘れないでおこうね。

 

 

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